おくすり飲めるもん
7月はうちの先代ペキニーズのねむさんの命日なので、ちょっと投薬に苦労してた話を。
ねむさんは晩年心臓病を患っていたので、多いときにはサプリも含めて一食につき5~6種類以上お薬を飲ませていました。調子を崩してからは毎日食事も手を変え品を変えしないと食べなくなり、お薬まぜると余計に食べてくれない、ということが多かったです。
鼻の高い(長い)わんちゃんだと、鼻をつかんで口を開けて、下の奥に錠剤を放り込むという手がありますが、短頭種なのでつかむ鼻がありません。
それでどうやって投薬していたかというと、口の真っ正面から、上の前歯と下の前歯のあいだ直接直接お薬を一個ずつつっこんでました。
私自身、錠剤を飲ませるときは病院では投薬用のインプッターを使うことが多いし得意なのですが、ねむさんはインプッターで飲んでくれないタイプでした。
お薬飲んで食欲が戻ってくると缶詰や肉や投薬用おやつ、チーズ、米、パン、サツマイモのふかしたの、いろんなものに混ぜて苦労して全部投薬していたのを覚えてます。
当時チュールは無かった時代なので、あったらもうすこし楽にお薬あげれてただろうなとはおもいます。ただどの子も調子が悪いときは食欲無くなるので投薬は難しいですよね。
飼い主さんたちに聞いてみると、子犬の離乳食やペースト状の食事に混ぜてスプーンで介助したり、直接放り込んだりしている方もいるようです。また、粉にして砂糖水でとかして、さじやシリンジ、スポイトで飲ませている方もいます。
(ちなみに粉にされて分包してある薬の場合、分包紙(袋)の一端を切って、そこから袋の中に直接砂糖水を少量ずついれて、シリンジなどで液を吸って、戻して、をくりかえすと効率よく最小限の液量でお薬溶かすことができます。手も汚れにくく、洗い物もふえません。この溶かし方は、子どもの頃久留米の聖マリア病院に入院してた弟(と母)から聞きました)
柊は予防薬以外はあまりお薬を飲んだことがないので、いざお薬飲まないといけなくなったときに飲めるかなあと心配していました(ちなみにわんちゃんの95%?が喜んで食べるというネクスガードスペクトラを嫌がるタイプです)
去年から予防的にサプリメントをいくつか飲み出し、しかも食事アレルギーが判明してしまったので市販の缶詰、処方食の缶詰もほぼほぼ使えず。毎日飲ませるためにはどうしようかな…と思っていたら、意外にもドライフードにトッピングしているものの上に置いたら食べてました。
よーくみると、茶色の小さな薬が一粒だけ混じってます。このあと完食してくれました。
ちなみにトッピングは麦、豚肉、ブロッコリー、セロリです。
セロリは柊の好物で、実家から野菜が送られてきて、段ボールごと床に置いておくと盗み食いしていくぐらい好きです。
余談ですが、セロリはもともと白菜のように大きく株になる野菜で、地元福岡県南では道の駅などでこの巨大セロリがよく売ってあります。スパゲティミートソ-スを大量に手作りするとか、親戚が集まってお酒のつまみにセロリスティックを作るときなどに買いに行きます。
お薬をドライフードや食事の上に置くと一緒に食べてくれるわんちゃんや猫ちゃんは意外といるようで、実家の柴、梨花ちゃんもその方法であげていたと聞いてます。
またドライフードやおやつビスケットを一個ずつ投げて口でキャッチする遊びができるわんちゃんだと、フード→フード→薬→フード の順番でパクパクたべてくれることもあるようです。
その子にあった投薬法をみつけるまでが難しいような気がします。