2013年9月10日

2020年東京オリンピック開催決定で盛り上がっている中、まぁ所々で話題になっている話を一つ。世界的に知られる(もちろん知らない人は全く知らない)アニメ映画「AKIRA」の原作マンガが2020年東京オリンピックを予言していたとネットで話題になっている。連載当時は俺が中学生から大学生。20歳の時(25年前!)に劇場版アニメが公開されている(これについてはいろいろな意味で超個人的に思い入れのある作品である)。原作者は近年「SHORT PEACE」などを世に送り出した大友克洋氏である。俺的には「AKIRA」の前に発刊された「童夢」に感動を覚えた記憶がある。あの描写は実に素晴らしい。原作の舞台は2019年の東京で新型爆弾が投下されて荒廃した街となっている。その原作の冒頭で「来年」オリンピックが開かれるといったセリフや「東京オリンピック会場建設地」などの看板が描かれていて、ネットでは30年も前から「AKIRA」で2020年東京オリンピック開催が予言されていたと盛り上がっているようだ。最近では「COPPELION」の例もあるが、これも2010年9月頃にアニメ化の決定が発表されたが、2011年3月の東日本大震災や福島第一原発事故の発生以降(これも原作の連載が開始されたのは震災発生以前だったはず)、アニメ化に関する情報は公表されなくなっていた。そして2013年7月に同年10月よりBS11などで放送されることが発表された。この「AKIRA」話、久しぶりに背筋が凍った話である。

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